WSET Level3 Online受講・受験記

JSAワインエキスパートの筆者がWSET Level3に挑戦します

受講3週目

3週目にしてブドウ栽培・ワイン醸造テイスティング技術、フランス・ドイツ・オーストリアハンガリーの学習が終わった。通学だと8週目ぐらいに相当するところまで来たので、自分のペースで進められる独学にして良かったと思う。どうせ試験は10月なのだから、早いうちに1周して、スキマ時間で2周・3周として理解を定着させたいと思う。論述試験もあることだし。

 

最初のブドウ栽培・ワイン醸造とは打って変わって、産地については、ソムリエ試験の知識があるからすんなり先に読み進められる印象。ちなみに、ハンガリーのトカイワインのテイスティングは「必修」とリストされている。ソムリエ試験では、トカイワインは「プットニョシュ」に関する記述が全削になるなど、割と軽視されていた印象があったので、とてもためになった。

今はイタリアを勉強しているが、北部イタリアで、トレンティーノ・アルト・アディジェに多くの紙幅を割かれているのが意外だった。ソムリエ試験ではほぼスルーだった気がする。逆に、フランチャコルタのあるロンバルディアには全く触れていない。欧米圏ではロンバルディアはあまり人気がないのだろうか。

 

国内資格・国際資格を両方勉強することで、日本市場と国際市場の力点の違いみたいなものが薄っすら見えたような気がして面白い。日本ワインが国際的に必修になる日は来るのだろうか。まだまだマイナーだと思う。それでもWSETでSakeのプログラムがちゃんと設定されているのはすごいことだと思う。世界に誇るべき快挙。