WSET Level3 Online受講・受験記

JSAワインエキスパートの筆者がWSET Level3に挑戦します

なぜOnline受験か

Diplomaを除く多くのWSET受講者は、スクールに通う選択をすると思う。ワイン仲間ができるなど副次的なメリットは大きいと思うが、それでも自分はオンライン受講をしたいと思う。

その理由は以下の通り。

  1. 自分のペースで勉強したい
  2. 料金が通学の半額
  3. 英語のリハビリ

1に関しては、小生はJSA試験も基本的に独学で、無料サイトや有料の問題集を沢山解きながら対策をしたが、これが自分には向いていた。1次試験直前講座と2次試験対策だけはスクールに行ったが、郊外に住んでいるためスクールに出ていくまでの交通が結構億劫で、さらに毎週休みの日に予定が入ると、「今日も行かなきゃ・・・」と精神的負担になっていたのも事実。肝心のテイスティングも、飲んで、コメントして、模範解答が配られて、どれだけ模範解答からズレてるのかを自己チェックするだけで、これって別に一人でもできるんじゃね?と感じた。

WSETオンラインは、好きな時間に独学し、好きな時間にログインして質問したり課題を提出する形式だと聞いて、これは合ってそうだなと感じた。また、もし将来Diplomaを受けようと思った時に、Diplomaはオンライン中心なので馴れるメリットもありそう。

もちろん、通学して仲間と切磋琢磨して交流を深めるということに憧れはあるものの、この前CAPLANアカデミーに初めて行ってみて、あまりの自宅からの交通の便の悪さに「これ毎週通うのはきつい・・・」と感じてしまったこともあり・・・。

 

2に関しては、税抜きで通学15万円、オンライン8万円の価格差は結構デカい。前者は毎週のテイスティング込みの値段であり、オンラインは自分でワインを用意しなければならず、自分で買うテイスティングワインは、産地・価格帯が指示されるとのこと。

そこが少し不安だったので、CAPLANの方に、オンラインでは毎週どのぐらいのワインを買うことになるのかを質問したところ、

「あまりよく知らないけど、スクールでは毎週6種類出してるので、そのぐらいかも」

と言われ、毎週6本ずつ買わなきゃいけないのかと絶望的な気持ちになった(もし毎週6本だと、6×4×6=144本以上ということになり、とても回らない)が、WSETの公式ページによれば、

you will need to taste a minimum of 12 wines (not provided, but you will be given guidance on the styles to taste)

とのことなので、半年で最低12本ということで、全然許容範囲。ただ、指定される平均価格帯が6,000円以上のものになると、通学より高くなるので、そこは見極めだと思う。

 

3に関して。WSET Onlineは英語のみの提供なので、そこを敬遠する日本人も多いと思う。筆者の場合は、米国大学院に留学して修士号を取ったこともあり、人並み以上には英語ができると思う(もちろん、ネイティブとペラペラ喋れるレベルからはほど遠い)。ただ、日本に帰ってきてから、仕事でも日常でも英語を使う機会がそこまでなく、かといって、今さらヒアリングマラソンやらラジオ英会話やら英検・TOEICの類をやる気にもなれず、だったら趣味の勉強を英語でやることで一挙両得を狙おうかと。

ちなみに、WSETに必要な英語力はTOEIC700程度で、スピーキングはなく、基本的にはリーディング・ライティングと少々のリスニングスキルが必要だと聞いている。この辺りのことも、実際に受講してみて感触を伝えることができればと思う。

 

以上、受講前の決意めいたエントリーポストは終了。次回更新は4月以降になる気がするが、その前に何かあれば随時エントリーしていきたい。